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面白ければいいんじゃない?

やくたいのないこと、痛々しいことばかり書きます。

ポルノは大きく分けて3種類ある

はじめに

さて、実はポルノは大きく分けて、3種類あると私は思う。まぁ、思いつきなんだけど少し書いてみる。

  • 第1種ポルノ ポルノのために存在するポルノ
  • 第2種ポルノ ポルノ以外の何かのために存在するポルノ
  • 第3種ポルノ ポルノではないがポルノとして機能するもの

第1種ポルノ

第1種ポルノというのは、ポルノのために存在するポルノを指す。たぶん、多くの人がポルノといえば思い出すようなものはほとんどこれに含まれるだろう。性的好奇心を刺激するために制作されているポルノだ。え? ポルノはみんなそういうものなんじゃないかって? 甘い、甘い、サッカリンより甘い。これは、次から説明する、第2種、第3種の違いから分かる。

第2種ポルノ

第2種ポルノは、ポルノ以外の何かのために存在するポルノを指す。要するに、製作者が単に性的好奇心を刺激する以外の意図をもって制作しているものだ。日活ロマンポルノや一部のエロマンガゼロ年代に流行した美少女ゲームなど、高い作家性を発揮するクリエイターを多く輩出してきたことを詳しい人は知っているだろう。いわゆるポルノはエロシーンを適当に出しておけば、あとは割とクリエイターが自由にできるというものが多い。ポルノはポルノであるというだけである程度の売り上げは見込めるし、ある意味日蔭者でありターゲットが成年に限られることから一般向けの作品で描きづらいことも描ける。

第3種ポルノ

第3種ポルノは、ポルノではないがポルノとして機能するものを指す。どういうことか? 一般にポルノは性的好奇心を刺激するものと考えられる。でも、性的好奇心は刺激しないものの、あたかもポルノのように読者(あるいは視聴者など)を慰撫し、自慰的な行為に駆り立てるものが存在する。具体的には自己啓発本や経営者の自伝、あるいは歴史修正主義ヘイトスピーチみたいなものが当たるだろう。
前者の自己啓発本や経営者の自伝についてはめいろまこと谷本真由美氏*1がキャリアポルノと批判している。
キャリアポルノは人生の無駄だ - WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
また、後者については最近こんな記事があり、こういった図書群に対して「愛国ポルノ」と批判するコメントも見かける。
売れるから「嫌中憎韓」 書店に専用棚 週刊誌、何度も:朝日新聞デジタル
これらの評価が適切か、というのは横に置くとしても*2「性的好奇心は刺激しないものの、あたかもポルノのように読者(あるいは視聴者など)を慰撫し、自慰的な行為に駆り立てるもの」というのは存在しているし、あまりそういうものには近づかないほうがいいと私は思う。

おわりに

実を言えば、これらは厳密に分けられるものではなくて、この三種がまじりあったものも少なくない。というか、話題になる「3つの~」とかそういうのは、基本的に一つの思考の道標として便宜上存在しているということは常に気に留めないといけないね。

キャリアポルノは人生の無駄だ (朝日新書)

キャリアポルノは人生の無駄だ (朝日新書)

呆韓論 (産経セレクト S 1)

呆韓論 (産経セレクト S 1)

*1:彼女の発言の中には賛同しかねるものも多いが、キャリアポルノに関する言説は慧眼だと個人的には思う

*2:特に歴史修正主義ヘイトスピーチだという指摘は。単に気に入らないものへのレッテル張りに堕しやすい

注意:ここに書かれていることは筆者の個人的見解であり所属する組織などの意志を表すものではありません。